悪い人と悪い子。似ている様で全然違い
ます。悪い人はいても、悪い子はいません。
そもそも悪い子とは どんな子なのですか？
すぐに手が出る子ですか？
暴言を言う子ですか？
言うことを聞かない子ですか？
少なくとも幼稚園には悪い子なんて1人も
いません。
けど、
お友達をたたいてしまう子は…います。
暴言を言ってしまう子は…います。
言うことを聞いてくれない子も…います。
なぜか？
それは、幼児期だからです。
口で伝えることがまだ難しい子は、手が
出てしまいます。押したり噛んだりも
あります。
年の離れた兄弟がいる子は、暴言の意味
も解らず、ただお兄ちゃんやお姉ちゃん
の言っている真似っこをして暴言を言った
り、動画サイトやテレビをよく観ている子は
大人言葉や暴言をよく口にしています。これ
も真似をして。
自我が強い子は中々頑固者です。自分がやり
たいこと以外はイヤ！と。でもこれは意志が
強い証拠です。自分を大切にできる子でも
あります。
手を出したり、暴言を言うこと、親や先生の
言うことを聞かないことはダメなことですが、
でもいつか状況を判断して、やっていいこと
と悪いこと、言っていいことと悪いこと、
今は我慢する時などできる様になるのがこの
幼児期なのです。幼稚園でも先生達はその都度
子ども達に伝えたではなく、伝わったかどうか
を大切に指導しています。1回で全部がわかる
ことは先ず不可能です。何度も何度も絶対に
伝わる、わかってくれると信じて根気よく
指導をしています。
皆さんは、70歳・71歳・72歳の成長は
はっきりとわかりますか？あまりわかりません
よね？ でも幼児期の3歳・4歳・5歳の成長は
すごいわかりますよね？
同じ学年でも4月生まれと3月生まれで違います。
相手は4人兄弟の末っ子、我が子は第一子。これ
また違います。性格もあります。おとなしい子、
おしゃべりさん、やんちゃ坊主、恥ずかしがり
やさん・・・いろんな性格の子が集う幼稚園
という子ども社会。
共通する成長目標は、『自立』です。
相手がいて我が子が成長できるし、我が子が
いるから相手が成長できる。成長していく
過程で絶対に『できる！』と信じてあげる
ことが我々大人の大切な思いやりではないで
しょうか。ご縁で二色に集まった皆様です。
これからも子ども達の成長を皆様の温かい
目で見守ってあげて、楽しい子育て、楽しい
幼児教育をして参りたいです。
