母の実家が、北陸は石川県金沢市でしたので
毎年正月は、家族で金沢に行っていました。
お盆は父の仕事が忙しかったので、母と姉と
運転で金沢へ。雪がなければ6時間ぐらい。
大雪の年は20時間近くかかった年もありま
した。でも、車窓から見る雪景色に興奮し、
早く雪遊びがしたいという楽しい気持ちで
したので長時間でも退屈ではありませんで
した。金沢市のいたる所で見られる雪吊り。
雪の重みで枝が折れないようにする金沢市の
風物詩です。この景色を見るたびに祖父母に
会えた嬉しさや大阪から遠くに来たのだとい
う わくわく感がありました。雪の中祖父母が
家の前で待ってくれていた姿や、大阪に帰る
日に、ぎゅ~っと抱きしめてくれたぬくもり
は今でも鮮明に残っています。あの日、あの
時の当たり前だったこと…。今は、祖父母も
金沢の家もありません。いつまでも続くと
思っていたあの頃。今が当り前だと思って
過ごすより、今を思いっきり生きるという
ことを大切にしたいと思います。雪景色を
見るたびに思い出す、祖父母のぬくもり♬