NISHIKI KINDERGARTEN :: For The Future

繋がり

車で出かける用事がありました。交差点で

信号待ちをしていたら、親子連れ(父・母

娘…年長児ぐらい)が横断していました。

横断中にも関わらず、両親はスマホ

見ながら、子どもは数メートル前を歩いて

いる状態。曲がって来る車もあり非常に

危険なシーンでした…。信号が青になり

僕は発進。バックミラーにはまだ両親は

スマホ片手に…の姿が映っていました。

人の子ですが心配…そしてふと思い出し

ました…数年前に読んだシンガポール

小学生が書いた作文を。

『ぼくの願い』

ぼくの願いは、スマートフォンになることです。

なぜなら、ぼくのママとパパはスマートフォン

大好きだから。ママとパパはスマートフォン

ことばかり気にして、ときどきぼくのことを

忘れてしまいます。

ぼくのパパは仕事から疲れて帰って来たとき、

パパはぼくではなく、スマートフォンと時間を

過ごします。ママとパパが大事な仕事をして

いてスマートフォンが鳴り出したら、1回鳴った

だけですぐに電話に出ます。

僕が泣いているときでさえ…そんな風には

してくれないのに…。

ママとパパはぼくとではなく、スマートフォン

でゲームをして遊びます。スマートフォン

だれかと話しているとき、ぼくが何か伝えたい

ことがあっても、ぼくの話を聞いてくれません。

だから、ぼくの願いは、スマートフォンになる

ことです。

 

スマホがダメ!ということではありません。

ちゃんと親と子の心が繋がっていますか?

ということです。